リレーエッセイ「2度目の入院もやっぱりさんざん」-鈴木勉
みなさん。今年は桜見れましたか。昨年はこの時期2ヵ月も入院してたので見ることは出来なかったけど、今年はにぎり鮨を買って、ヨメハンと一緒に夜桜見物に行ってきました。もうすぐ52歳の僕、昨年の暮れに、ここが終の棲家かなという所に引っ越しをし、のんびりした今の生活を聞いてもらおうかな。
えっ?そんな事はどうでもいいって?んっ?やっぱり〜。
新制度の最初の対象者に
実はせっかく引っ越して落ち着いたと思った今年の1月、また入院してました。高熱が続いたのでインフルエンザかと思い病院へ。なぜか血液検査で炎症反応と貧血の度合いがきついと言われ、次の日に強制入院。1週間ほどの検査で退院できたはいいけど、やっぱりヨメハンは泊まり込み。
ただ今回は介護者に関しては「重度障がい者入院時コミュニケーション支援助成事業」という制度が使えました。重度障がい者で、自立支援法の重度訪問介護を使ってる人に限り、発語が困難など入院時に医師や看護師などとの意思疎通が十分に図れない人が対象。で、入院中最初の10日間だけ1日10時間、その後は1日5時間の20日間まで、合わせて1ヵ月は無料で介護者がつけられるようになった。コミュニケーション支援なので身体介護はできないことになっている。ただしこの制度、言語障がいがあっても手が動いて自分で文字盤を操作してコミュニケーションがとれれば使えないらしい。それも何だかなぁと思うけど。
(2009/06/10)
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