吹田の生き物と人22-ブラックバスとブルーギル -高畠耕一郎
アメリカからの外来魚
普通ブラックバスと言われている魚はオオクチバス、コクチバス、フロリダバスの総称です。ブラックバスは、1925年に日本の芦ノ湖に放流された記録があり、その後も食用や釣り用の魚として日本全国の池に放流されていきました。そのため今や、全国の池や湖にブルーギルとともにいる状態です。
この両魚は、共にアメリカからの外来魚で、2005年6月に環境省が特定外来生物に指定しています。理由は、ブラックバスもブルーギルも肉食性で、日本に昔からいるフナやコイ、モロコ、アユなどの魚をどん欲に食べているためです。琵琶湖などは、モロコやアユの漁獲量が激減したため、1999年から年間5500万円の予算を使って、外来魚駆除を行っています。
食用魚として
ブラックバスやブルーギルは、アメリカなどでは食用として食べられているため、日本に放流された側面もあります。スズキ目の魚で、白身が淡泊で美味しいと言われています。私も、琵琶湖博物館のレストランで、美味しい「バス丼(880円)」を食べました。
(2010/01/05)
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