リレーエッセイ:変わりゆく時代…? -轟広志
どんどん変わっていく環境
時のたつのは本当に早い。昨年末に母と仲間を見送り、気がつけば新年度である。年末から正月にかけては、たちの悪い風邪を引き、寝込んでしまった。
私には冬の過ごし方がある。レンタル店で映画を借りまくりコタツで観まくるのである。今年は10年近く続いている海外ドラマをひと月で観た。時代の移り変わりが感じられて面白い。私はドラマや映画は「時代を映す鏡」だと思う。
昭和40年、閉山のきざしを迎える東北の炭鉱町に「ハワイアンセンター」を建設する作品も興味深かった。
映画も音楽も鑑賞の仕方が変わった。新旧を問わずDVDやCDが手に入る。それは便利ではあるが、時として時系列を無視した誤った解釈を生む。
たかが映画、たかが音楽といえども歴史の積み重ねから生まれている。きっと何事もそうなのだろうと思う。
この冬に観た韓国映画は、変わりゆく韓国の実情を知らないと理解しにくい作品だった。
我々を取り巻く環境も同じだと思う。利用者自体は変わっていないのに、環境はどんどん変わる。必ずしも良い事ばかりではない。そんな事を考えていた矢先にテレビで、あるドキュメンタリー番組を見た。
(2010/04/10)
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