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吹田の生き物と人 吹田のヘビ

3年前の吹田のヘビ騒動

吹田市で3年前に、ヘビ騒動がありました。2008年9月8日の朝日新聞朝刊の記事です。『吹田市山田西3丁目の高町池で7日午前0時過ぎ、釣りをしていた男性から、「池の遊歩道を4mのヘビが横切った。追いかけると、ヘビがアヒルに巻き付いていた」との通報があった。吹田署員が駆けつけたところ、アヒルの死骸を確認した。吹田市は8日朝から職員約70人態勢で周辺を捜索するとともに、池付近に近づかないよう呼びかけている。…ヘビは体長などから、ニシキヘビとみられ、ペットとして飼われたものが逃げ出した可能性があるという』。そして、テレビでも報道され、池近くの小学校は、児童を集団下校させました。しかし、2日後、吹田市の報道でニシキヘビではなく、1・5mほどのシマヘビの可能性が高いと発表されて、この話題は収束しました。

この事件で、吹田にもヘビがいたんだと思った人はわりといたようです。私は20歳代の昭和52年(1977)に吹田の亥子谷に移り住みましたが、その頃は、マンションが道路際にいくつか建っていただけで、周辺は田んぼでした。亥子谷のバス停付近でバスを待っていると、その田んぼで、シマヘビがよく泳いでいました。まだ娘が小さかったので、「ヘビだ!ヘビだ」と大声で叫んでいたのを覚えています。

また、桃山台公園で、ヤマカガシがあらわれ、小学生がかまれたことや岸部第2小学校でマムシが出たことなどが話題になりました。しかし現在、吹田市内でヘビを見ることはほとんど無いので、吹田にはヘビはいないと思っている人も多いようです。

<シマヘビ>英名(Japanese striped snake)

縞模様がある日本のヘビが英語名です。田んぼなどでよく見る全長80〜150p くらいになるヘビです。シマヘビは、餌としてカエルやトカゲ・ネズミなどを食べています。4本の黒褐色の明瞭な縦縞模様が特徴です。鋭い歯があり、かまれるとかなり痛いようです。ただし、毒はありません。木に登るのは苦手です。7〜8月に4〜15個の卵を産み40〜50日で孵化するようです。

私たち環境グループのメンバーで、釈迦が池周辺の田んぼをお借りして無農薬でイネを作っていたときにも大きなシマへビがよく出てきていました。多くのカエルがその田んぼに出てきていたので、それを餌にするためにヘビがよく現れたようです。...続きは本紙ご購読をお願いします。

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