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吹田の生き物と人46:ダンゴムシ 高畠耕一郎

湿ったところを好むダンゴムシ

保育園に通っているとき、子どもは園庭でダンゴムシを集めてよく遊んでいました。たくさん集めて手で団子状に丸めてみたり、砂山に乗せて歩かせたり、砂をかぶせて脱出してくるダンゴムシを見て喜んでいました。

ダンゴムシは、都会の中でも落ち葉や大きい石などが散乱し、少し湿っているところに多くいます。図書館でダンゴムシの本を探すと、幼児・小学校低学年向けの絵本や写真集はよく見つかりますが、大人の本となると、突然、研究書のような専門書になり、興味関心を持てるような適当な書物はありませんでした。

ダンゴムシのクイズ

身近なダンゴムシと思っていますが、本当のところは、あまり知られていないように思います。試しに、ダンゴムシのクイズを3問出します(答えは最後に)。

問T ダンゴムシの仲間はどれかな?
@エビ  Aアルマジロ
Bムカデ
問U ダンゴムシの赤ちゃんは、どんな風に生まれるのかな?
@卵を土の中に産み、幼虫は土の中で殻を破って地上にでてくる。
A卵を母親のお腹にある袋の中に産み、そこで赤ちゃんになって外に出てくる。
Bお腹から、直接、赤ちゃんの形になったものが一つずつ外に出てくる。
問V ダンゴムシ(オカダンゴムシのこと)は、
@奈良時代以前から、日本にいた。
A江戸時代のはじめに、日本に入ってきて繁殖した。
B明治以降になって、日本に入ってきた。

ダンゴムシは、胸部に7対の脚があり、節足動物の甲殻類(固い殻に覆われている)に入ります。落ち葉や雑草を主な食用にしています。町の中にいるダンゴムシは「オカダンゴムシ」です。この虫は、江戸末期か明治時代に日本に移入された植物や土について、日本に入ってきたと考えられています。ダンゴムシは名前の通り、触ったり音で脅かしたりすると、丸くなり固い殻が完全に外側に出て身を守っています。

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