まねき猫通信155ぴきめ(2015年6月1日発行)WEB版
トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)
5月17日「辺野古新基地建設を許さない沖縄県民大会」に3万5千人が結集した。これは会場となった野球場の収容者数の上限であって、実際には5万人を遥かに越えた。沖縄県の人口が142万3千人だから、大阪府に換算すれば31万人が集まったことになる
5月17日「大阪市を5つの特別区に再編する」ための住民投票が行われ、大阪維新の会が推進した同案は「反対多数」で否決、橋下徹は政界引退を表明した。「多数」といっても一万票の僅差で、約70万人が「大阪都構想」と橋本への支持を表明した。大阪市の分割と消滅は阻止したが、沖縄と比べれば余りにもお粗末…「ほろ苦い勝利」だった
5月17日「平和の暦コンサート」が岡山市で行われ、800人の観衆と故・笠木透ゆかりのミュージシャン達が、彼とピート・シーガーを追悼して3時間半の時を共有した。最後のアンコールは『私の子どもたちへ』。「生きている鳥たちが/生きて飛びまわる空を…生きている魚たちが/生きて泳ぎまわる川を…/生きている君たちが/生きて走りまわる土を/あなたに残しておいて/やれるだろうか/父さんは…」笠木透の詩情は沖縄の声と共に屹立した。橋下徹の心には永遠に届かない。透と徹、これを「雲泥の差」と言う。(パギ)
目次
- 特集:2020オリンピック・パラリンピック政策提言
- オリパラ2020からバリアフリー法改正へ DPI日本会議事務局長 内閣府障害者政策委員会委員 佐藤聡
- 当事者リレーエッセイ:私の歩いてきた道A 辻本伊公子(本紙のみ掲載)
- 新聞の作り方126:大阪都構想で問われたことは何か? 石塚直人(本紙のみ掲載)
- かんこさんのおまかせシネマ・・・奇跡のひと マリーとマルグリット(本紙のみ掲載)
- 食べものあれこれ ぷくぷくショップ(本紙のみ掲載)
- 楠敏雄さん追悼文集 ―その人、その仕事、その思想―より
- 改めて障害者運動について考えるA
- 北摂市長N氏の悩み第126回「瀬田たちの目的を暴け」の巻き11 西川たけお(本紙のみ掲載)
- ゆめ風基金支援のヨランダ台風被災地より
- フィリピンの障がい者運動と国際連帯 ライフヘブン協会代表 アブナー・N・マンラパス(本紙のみ掲載)