まねき猫通信158ぴきめ(2015年9月1日発行)WEB版
トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)
戦後という時代が戦前に変わる気配、それが一向に消えない。キナ臭いと言うより、無臭で無機質な手術室に入れられて、これから否応なしに体を切り刻まれようとする気分だ
1994年、朝鮮学校に通う女子生徒の制服(チマ・チョゴリ)が切られる、また、身体に直接的な暴力が加えられる、といった事件が300件以上も起きた。これを契機に「チマチョゴリの少女が襲われる…ニッポンて何やねん?」を合い言葉に『セレブレーション・コンサート』(セレ・コン)が、東京・大阪で開催された。セレ・コンは、日本社会の排外主義を乗り越えるために「多様性(diversity)の未来」を先取りして「祝う(celebrate)・セレブレーション」という趣旨で命名された。出演したのは、東京ピビンバ・クラブ、喜納昌吉、紙ふうせん、ガーネット・レイジ、キム・ジョン、太鼓集団「怒」、木村充揮とブルース・ギャング。そして、デビット・スズキ、チカップ美恵子(故人)、金城実、北野誠、鈴木邦男の各ゲストが熱いメッセージを寄せた
あれから20年、この国は「多様性」どころか「差別を煽りながら戦争を肯定する」方向に、確実に向かっている。安倍首相の「戦後70年談話」だと?…ファシストが反省などするものか!。(パギ)
目次
- 特集:対大阪府オールラウンド交渉 8/7
- 現場の声伝え、施策の充実を要求 障害者権利条約を地域で実現するために
- 当事者リレーエッセイ:就労継続支援 A型事業所での日々 轟広志(本紙のみ掲載)
- 新聞の作り方129:明白になる戦争法案の危うさ 石塚直人(本紙のみ掲載)
- かんこさんのおまかせシネマ・・・フリーダ・カーロの遺品-石内都、織るように(本紙のみ掲載)
- 食べものあれこれ ぷくぷくショップ(本紙のみ掲載)
- 楠敏雄さん追悼文集 ―その人、その仕事、その思想―より
- 改めて障害者運動について考えるD
- 北摂市長N氏の悩み第129回「瀬田たちの目的を暴け」の巻き14 西川たけお(本紙のみ掲載)
- アクセス関西ネットワーク 近畿運輸局と意見交換会
- 「オリパラ」見据えて交通バリアフリー化推進を(本紙のみ掲載)
- 現場の声伝え、施策の充実を要求 障害者権利条約を地域で実現するために