まねき猫通信167ぴきめ(2016年6月3日発行)WEB版
トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)
またしても起きた女性強姦・死体遺棄事件で、翁長知事が米軍基地問題と日米地位協定の見直しをオバマと直接話し合いたいと安倍内閣に申し出るも「外交は中央政府で協議する」と官房長官の弁。沖縄に対する蔑視・差別・抑圧の上に成り立つ「安保」や「外交」を「信頼しろ」と…
原爆投下に反省も謝罪もしないオバマが広島を訪問するということは、原爆文学や優れたルポルタージュ、映像、音楽、絵画、演劇など、原爆に関する一切の具象と表現への否定と蹂躙を意味する。安倍はヒロシマをオバマ・フィルターに透過させることでフクシマを脱色し、核被害者の憤怒を無力化することに成功、以て、戦争国家への道を堂々と歩む
庶民の生活に微塵も関係ない「伊勢志摩サミット」を成功させるために、異常なまでの過剰警備と我々に強いる不便を当然だとする風潮の醸成は「緊急非常事態の際における市民権の剥奪」の予行演習に他ならない。近い将来「テロもデモも同じだ」とばかりに弾圧が日常化する
倫理観の欠片もないことを自ら暴露して羞恥心すら覚えない都知事、イノセに続いてマスゾエも…都民が立ち上がる気配はない
事ほど左様におぞましい佇まいをば、まぁ、辺見庸は『1★9★3★7』で「意味後世界」と命名した。(パギ)
目次
- 特集:熊本地震現地から 厳しい環境にいるなかまは、自分たちの手で守っていく
- 被災地障害者センターくまもと 代表 倉田哲也
- ゆめ風基金 現地入り
- 多様なニーズに人手足りず掘り起こしが重要 ゆめ風基金専務理事 八幡隆司
- 当事者リレーエッセイ:熊本からの地震報告 熊本市議会議員 村上博(本紙のみ掲載)
- 新聞の作り方138:国家に放置されてきたビキニ被ばく被害者たち 石塚直人(本紙のみ掲載)
- かんこさんのおまかせシネマ・・・不思議なクニの憲法 声をあげる 私たち(本紙のみ掲載)
- 食べものあれこれ ぷくぷくショップ(本紙のみ掲載)
- 楠敏雄さん追悼文集 ―その人、その仕事、その思想―より
- たかが作業所、されど作業所@
- 北摂市長N氏の悩み第138回「北摂氏の存在価値を計る」の巻き6 西川たけお(本紙のみ掲載)
- 熊本と手を握りつつ、東京ブロックを立ち上げました
- 障害者の自立と政治参加をすすめるネットワーク事務局 大牟田市議会議員 古庄和秀(本紙のみ掲載)
- 被災地障害者センターくまもと 代表 倉田哲也