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まねき猫通信168ぴきめ(2016年7月4日発行)WEB版

ふりがな対応のまねき猫通信pdf(抜粋)版

トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

 良家の娘・クローディアは高級コールガールで年収百万ドル以上。ある夜、客の暴力に抵抗し誤ってその男を殺害、過失致死の罪に問われた。彼女に対して、母親も父親[義父]も、弁護士や検事までもが精神異常者として片づけ「裁判を受ける能力はなく、病院送致のうえ治療と保護を受けるのが妥当」との判決を下そうとする

新しい官選弁護人・レヴィンスキーもクローディアの余りにも反抗的な態度に辟易させられるが、やがて彼女が「正常」であることを確信、法廷で検事・証人・裁判官らと激しく論争するうちに、クローディアが幼い頃に義父から性的虐待を受けていた事実をつきとめる

レヴィンスキーはクローディアを説得して真実を告白させる。すると、明らかになったのは義父との忌まわしい過去だけではなかった。精神鑑定医の偏見、検察の小心、母親の保身、黒人看守の誠実…〈夜〉に生きる彼女が、〈昼〉の仮面を、次々に剥ぎ取っていく

判決は「裁判を受ける当事者能力あり」。精神科病棟で着せられるナイトガウンのまま、彼女はニューヨークの街に颯爽と飛び出した

バーブラ・ストライサンドが製作・主演・音楽を担当した1988年の映画『NUTS(ナッツ)』を、今年、愚生が「歌うキネマ」で演じます。乞、御期待!(パギ)

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