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まねき猫通信177ひきめ(2017年4月6日発行)WEB版

ふりがな対応のまねき猫通信pdf(抜粋)版

トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

 「武士に二言はない」とは、一度口にした言葉を取り消したり、また、約束を破るようなことはしないということ。このエトスは「日本男児」に継承されて、勇壮果敢な皇軍兵士のパトスを滾らせた

したがって、武士(=日本男児)のモットーは「不言実行」である。言葉にせずとも黙ってやることをやる!これこそ武士の最高実践原則だ

「有言実行」とは、口に出したことは必ず実行するの意。元々は「不言実行」の「不言」を「有言」に置き換えた新四字熟語だ。やろうとしていることを口に出さないのは、失敗した際の安全策であり、今では「不言実行」より「有言実行」の方が立派だとされる。因みに、この国の国会では「有言不実行」が常識である

「私や妻が関係していたということになれば、これはまさに、私は間違いなく、総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」と安倍晋三は国会で答弁した。関係どころかズブズブの関与が白日に晒されたのだから、言葉通りにすべきだ。何よりも、辞任しないのは「常ニ国憲ヲ重シ国法ニ遵ヒ(法令を守り国の秩序に遵いましょう)」という教育勅語の精神に悖るではないか。安倍、稲田、菅、松井…みな腹を切れ!これがせめてもの「武士の情け」ぢゃ。 (パギ)

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