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まねき猫通信189ひきめ(2018年4月12日発行)WEB版

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

明治150年を祝うらしい。いや、日本国の政府・内閣・国会は、大奉祝を企んでいる。NHKも大河ドラマ「西郷どん」でそれを大々的に応援し、鹿児島では150年にあやかって「かごしま明治維新博」なる博覧会が開催されている。各種プロモーションやイベント等も含めて、昨年4月から来年3月まで2年間も「官民一体お祭り騒ぎ」で舞い上がろうというのだ。曰く「ぜひ皆様も、先人たちの歩んできた幕末・明治維新の歴史に想いを馳せ、足跡をたどりながら、時空を超えて明治維新を体感してください!」

1866年、坂本龍馬の仲立で、長州藩の木戸孝允、薩摩藩の西郷隆盛・大久保利通らが軍事同盟を結び(薩長同盟)、江戸幕府打倒から「明治維新」に展開していったことは、紛う方なき史実だ。しかし、西郷隆盛は1877年に内乱(西南戦争、西南の役、あるいは丁丑戦)を起こした、謂わば朝敵だ。後に名誉回復したとは言え、お天子様に弓を引いた逆賊を「明治維新万々歳」で一緒くたに称えるとは、何たることぞ!事ほど左様に、明治150年を無条件に奉祝するのは、歴史を学ぼうともせず、己の無知蒙昧をひけらかして恥ない輩である

維新云々、西郷然々…何でもどうでもいいから、先ず以て、川内原発を止めろ!  (パギ)

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