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まねき猫通信165ぴきめ(2016年4月3日発行)WEB版

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

 大道寺将司句集『棺一基』は2012年4月に出版された。「棺一基四顧茫々と霞みけり」この句は獄死した、あるいは刑死した友、いや、自分の柩が独房に置かれたまま空気が澱んでいる想像を詠んだに違いない。四顧とは「四方を見渡すこと」である。すると、この柩と霞の心象は独房のそれに限られず、我々が生きている世界(世間・娑婆・現世)に通底して立ち現れてくるのだ

昨年11月、前作から3年半を経て『残の月』が発表された。東アジア反日武装戦線「狼」部隊のメンバーであり、お召し列車爆破未遂事件(虹作戦)や三菱重工爆破事件を含む3件の「連続企業爆破事件」で罪に問われ、長い裁判の末に1987年最高裁で死刑が確定した俳人が、すべて病舎で詠んだ407句が収められている

「過ちし胸中の滝響み落つ」己が「罪」への懺悔と悔悛の情はどこまでも深い。「咳ひとつこぼし看守の遠ざかる」この計り知れない恐怖と安堵!「凍みる地に撒かれしままの放射能」獄中からも、いや、獄に繋がれているからこそ、フクシマが透過して見える▲「狼や残んの月を駆けゐたり」秀句は、狼の闘いが終わっていないことを示唆して余りある。狼の命を奪ってはならない。今一度、その咆哮を無残なこの国に轟かしめよ。(パギ)

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