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まねき猫通信127ひきめ(2013年2月1日発行)WEB版

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

三谷梓詩集『こいのぼり』(1998年)から2つの詩を

雪の日の足音「しずかにしてきいてみたら/さくさく/ぎゅっぎゅっ/ざらざら/雪の日の足音」

足あと「雪の日、ママとあずさで/雪の上を歩いた。/ママの大きな足あと/あずさの小さな足あと/まっ白な雪に足あとついた。/犬さんの足あとも/てんてんポンポンついてた。/桐子歩けるようになったら/足あとつけて遊ぼうね。」

梓さんは、ダウン症候群の障がいを持ちながら健常児と障がい児の共同教育を実践しているW小学校に通った。2年生の時、初めて作った詩を担任の先生に褒められたのがきっかけで詩を書くようになったとか。「桐子」は妹さんだろうか、白い世界を興味津々と見つめる梓さんの目線が行間に滲み出ている

7年前に教育基本法を改悪した安倍晋三、そして「子供は恐怖心で服従させなければ教育できない」と主張して憚らない橋下徹は、雪がいろんな音を出すことや雪の上を足跡を残しながら親子で歩く幸福を決して理解できない。そして「沖縄が日本になったら、那覇にも雪が降るんだ」と無邪気に想像した子供の好奇心を蔑視し罵倒する。いのちは競わせるものではなく慈しむもの(灰谷健次郎)。この至言が奴等に届くことはない。(パギ)

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