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まねき猫通信69ひきめ(2008年4月1日発行)

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目 (巻頭コラム)

他民族を抑圧する民族は真に自由ではあり得ない(M)。圧制下の臣民は暴君より凶暴である(L)。金持ちが天国に入るのは駱駝が針の穴を通るより難しい(J)。じぶんを愛すべきものと知らば、おのれを悪に結ぶなかれ(B)。天国は母親の下にこそある(M)。飯こそが天だ(K)。衣食足りて礼節を知る(K)。「知る」とは己の無知を知ることだ(S)。私はここに立っている、それしかできない(M)。記憶は弱者にあり(M)。米一粒釘一本作らずに生きていられる我等芸人は、末路哀れと知れ(Y)。命は競い合うものではなく慈しみ合うものです(H)。

思いつくままに胸中にある〈格言〉を並べてみると、一つの共通点に気づく。常識を徹底して嫌い、反道徳的であるということだ。その場合の「道徳」とは、「親孝行しろ」「ものを大切に」「嘘つくな」「盗むな」などという陳腐な徳目主義のことで、国家は特にこれを好む。

政治家・宗教家・警察官・裁判官・教育者・企業経営者、等々、「人の道を説く」道徳的立場にある人々が堕落の極致に存する様を、私たちは日々目の当たりにしている。新しい格言を一つ…偽装・偽造・虚偽・虚飾が道徳人の世渡り術である。(P)

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