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まねき猫通信130ひきめ(2013年5月1日発行)WEB版

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

原田芳雄、小沢昭一、三国連太郎。このところ、立て続けに三人も逝った。原田は『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ″党宣言』で沖縄出身のヤクザで原発労働者だった。『白痴』の小沢は、エロスに溺れ飼い慣らされていく男を演じた。『飢餓海峡』で、三国は善悪の窮みを一身に纏った。その他、銀幕と舞台に関する三人の印象は、小欄で書き尽くせない

耽美の窮みや快楽と欲望の極致を描いても、はたまた、普遍や共時を自負しても、あらゆる表現は時代と社会を反映する。情景であれ人物であれ、描かれた時空から自由ではあり得ない。その意味で、逝った三人を社会派などと規定するのは愚の骨頂。三つの個性は、それぞれの時代と社会を意識的に背負ったに過ぎないのだ。翻って、「非社会派」である昨今の役者どものベニヤ板のようなペラペラの演技など耳目に耐えない代物だ、と愚痴りたくなるのも当然

大好きな俳優や芸人、あるいは、印象深い作家や政治家が世を去ると「一つの時代が終わった」と実感する。三人の死は「時代の終わり」より「終わりの時代」を痛感せしめる。錯覚であってほしいが、そうとも言えまい。三人が生きていれば「3・11」をどのように演じたか…今となっては思いだけが募る。(パギ)

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