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まねき猫通信131ひきめ(2013年6月1日発行)WEB版

ふりがな対応のまねき猫通信pdf(抜粋)版

トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」案が閣議決定され、国会に提出されたことを最近知った。その「第一条」は「この法律は、(中略)全ての障害者が、障害者でない者と等しく、 基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有することを踏まえ、(中略)全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会」の実現のために制定する、と謳う

全文を読んだが、語句をあれこれ替えながら一万字にわたって「国、社会、事業体で差別を無くしましょう」と言っているだけ。なぜ差別が無くならないか、今までどういう点が良くなかったのか、一切言及はなし。ましてや反省など皆無。養護学校義務化や「自立支援法」体制の下で「障害の有無によって分け隔てられる」のが当然の日常で「共生」するのだそうだ

誰も何も反対できない美辞麗句を並び立てることこそ、国民の代表という名の僭主に仕える官僚の仕事。「人権作文」には特に長けておられる。その非の打ち所のない文章からは「お前を世界で一番愛している」と叫びながら子どもを殴る・蹴る親の姿が彷彿する。要するに…、気色悪いんぢゃ!(パギ)

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