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ぷくぷくの会通信販売まねき猫通信ふりがな対応版

まねき猫通信96ひきめ(2010年7月1日発行)

ふりがな対応のpdf(抜粋)版(約1.65MB)もどうぞ。

トリの眼・ムシの目・ニャンコの目 (巻頭コラム)

動物が車に轢かれて死んでいるのを見ると、思わず目を逸らしたくなるのが人情だ。鳩、雀、蛇、猫、鼬、犬…。これが、蝶、蝉、蜻蛉、蜂、蚯蚓の類になると、どうして死んだかの確認すらせずに、視線から自然に外れていく。蚊や蠅ならわけもなく殺せるが、ゴキブリやムカデを退治するのには相当のエネルギーを要する。ひょっとすると、人間は「いのち」を大きさや重さで計ったり実感したりしているのではないか。

先日、かなり大きな鼬の轢死体を見つけた。腹と口から内臓が出ていたが血まみれではなかったので、車に当たって即死した直後だったようだ。3キロくらいあったろうか、新聞紙にくるんで近くの公園まで運び、大きな楠の下に埋めた。それから、ことあるごとに楠に詣でながら「鼬は養分となって立派に木を育てているのだなぁ」と想いを巡らせている。

死後、何度も車が通って、煎餅か、はたまた影のような物体と化した死骸を目の当たりにすることもある。それは、しかし、果たして「死骸」と認識されるだろうか。死してもなお「いのち」を感じる境目は那辺にあるか…人間どもよ、貴様等は実のところ「いのち」を何時、何処で、如何様に感じ取っているのだ?  故・鼬クンに問われた次第である。 (パギ)

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