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まねき猫通信101ぴきめ(2010年12月1日発行)

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目 (巻頭コラム)

師走の多忙さに「餅が憎い」と発せられた言葉の記憶を思い出して、昨年師走の小欄で「餅」について触れた。今年は「絵に描いた餅」に怒りを覚えながら、年の瀬を迎えている。

政権交代だ、選挙革命だ…とお祭り騒ぎのツケは、格差と貧困の拡大、首切り・派遣切りの常態化、福祉切り捨て、弱者虐め、だった。拙文が活字になっている頃には沖縄知事選の結果が出ているだろうが、「普天間基地の県外移設」という公約こそ絵に描いた餅で、「障がい者自立支援法撤廃」「労働者派遣法抜本見直し」も進展しそうにない。

今年の師走も寒々として、自殺者数が3万数千人台を更新するのは火を見るより明らか。学業断念・いじめ・虐待など、子供の貧困と不幸は深まるばかり…この現実を目の当たりにしてもなお「頑張らない子はダメだ」と「橋の下の鼠」ドモの弁。民主党政権はもとより、政治家という生き物が既に「絶滅危惧種」。では、自民党が政権に復帰すればいいのか?とんでもない! 政治的冗談は「絵に描いた餅」に止めてほしい。

真の解決策は、実は「革命」以外ないのだ。私たちが保身に汲々とする限り、変革は「絵に描いた餅」にすぎず、ファシスト等の恰好の餌食となる。来年は、皆で真剣に「革命」を考えませんか。(パギ)

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